メルカリモバイルは、メルカリが提供する新しい格安SIM。
月額990円からの低価格プランや、余ったギガを他のユーザーに売れる「データ売買機能」といったこれまでになかったサービスが特徴です。

でも、「本当にお得なの?」「使い勝手はどう?」「デメリットはないの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、メルカリモバイルのメリット・デメリットを詳しく解説し、「どんな人におすすめか?」「どんな人には向かないか?」をわかりやすく紹介!
メルカリモバイルがあなたにぴったりのサービスなのか、一緒にチェックしてみましょう。

元ドコモ11年利用→格安SIM利用11年目のかへおれ(@caheoreblog)が解説します。

01. メルカリモバイルとは

メルカリモバイルは、フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリが提供するMVNO(仮想移動体通信事業者)サービスです。
2025年3月4日よりサービスが開始され、ドコモ回線を利用した通信サービスを提供します。
メルカリモバイルの基本情報
- 料金プラン
→2GB:月額990円、20GB:月額2,390円(税込) - データ売買機能
→ ギガ(データ)を1GB単位(200円〜500円)でメルカリにて売買可能 - 回線
→ドコモ回線(au回線を追加予定) - SIMタイプ
→ eSIMのみ(物理SIMを追加予定) - 対応端末
→ iPhoneのみ(Android端末を追加予定) - 通話料金
→ 30秒あたり22円 - 通話定額オプション
→ なし(今後追加予定) - 支払い方法
→ メルカード、メルペイスマート払い
02. メルカリモバイルのメリット

メルカリモバイルは、低価格な料金プランとデータ売買機能の相乗効果で「より便利・より安く」使うことができます。
さらに今後追加予定のサービスにより、さらに幅広いユーザーが利用しやすくなることにも期待できます。
そんなメルカリモバイルのメリットを見ていきましょう。
メルカリモバイルのメリット
1. データをメルカリで売買できる
メルカリモバイルの最大の特徴は、ユーザー同士でデータ量(ギガ)を売買できる点です。
さらに、出品する側が料金やデータ量を設定できるのも魅力。1GB単位で200円~500円の範囲で取引でき、余ったデータを有効活用できるため、無駄なく使えます。
2. 低価格な料金プラン

メルカリモバイルは、2GBで990円、20GBで2,390円という安い料金設定が魅力です。
他社と比較しても、格安SIMの中でも競争力のある価格帯であり、さらに余ったデータ(ギガ)を売買できる機能との相乗効果で、ユーザーは「より便利・より安く」利用することも可能です。
3. メルカリ経済圏との連携
メルカリでの売上金を通信費として使えたり、メルカードやメルペイスマート払いでの支払いが可能です。
メルカリをよく利用する人にとって、便利でお得な選択肢となります。
4. 魅力たっぷりな今後の拡張性
今後、物理SIMやデータSIM、au回線、通話定額オプションの追加が予定されています。
また、メルカリやメルカードの利用による特典も提供予定で、今後のサービス拡充にも期待できます。
03. メルカリモバイルのデメリット

メルカリモバイルは、データ売買機能や低価格プランが魅力である一方、物理SIMや通話定額オプションといった今後追加予定のサービスがあり、追加されるまで思うような使い方ができない場合があります。
ここではサービス開始間もないメルカリモバイルだからこそ注意すべきデメリットを見ていきましょう。
メルカリモバイルのデメリット
1. iOS・eSIM対応端末に限定(2025年3月時点)
現在のところ、メルカリモバイルを利用できるのはiOS・eSIMのみ。実質的にiPhone・iPadのみ利用でき、ユーザーが限定されます。

Android端末や物理SIMの提供は予定があります。
2. データくりこし非対応

メルカリモバイルでは、余ったデータ量を翌月に繰り越すことができません。データを節約して使う人にとっては、データくりこしができない点はデメリットとなります。

余ったデータ量が売れれば、その分は節約に。
3. 支払い方法がメルカード・メルペイスマート払いのみ
支払方法は、メルカードとメルペイスマート払いのみが利用可能。クレジットカードや銀行引き落としなど、よく使う支払い方法に対応していない場合があり、支払い手段が限られます。
4. 通話定額オプションがない(2025年3月時点)
通話料金は30秒あたり22円と、他のMVNOと比較しても標準的。ただし、通話定額オプションがないため「話した分だけ」通話料がかかります。
長時間電話をかけると、通話料が高額になることもあるので注意しましょう。
04. メルカリモバイルはどんな人におすすめ?

メルカリモバイルは、Android対応や通話定額オプション追加を予定しているため、おすすめな人は変わっていきます。
メルカリモバイルがどんな人におすすめなのか見ていきましょう。
メルカリモバイルのおすすめな人
1. メルカリを頻繁に利用する人
余ったデータをメルカリに出品して売れると、売上金をメルカリモバイルの支払いやメルカリでの買い物に利用できます。
普段からメルカリを頻繁に利用する人だからこそ、メルカリモバイルの特徴を活かし、お得に運用しやすいです。
2. 月のデータ使用量が2GBまたは20GB程度の人

メルカリモバイルの料金プランは2GBと20GBの2プランです。
データ使用量が2GBを超える場合は20GBプランがあるものの、20GBを超える場合はデータ量を購入することで利用可能に。
ただし、大量にデータ購入するとその分料金が高くなるので注意が必要です。
3. データを無駄なく活用したい人
データ量が不足すればメルカリで追加購入し、余ったデータはメルカリに出品することが、データを無駄なく活用する方法です。
ここで注意したいのは、データ量が必ず売れる保証がないこと。他にも出品するユーザーがいるため、販売額の競争になる可能性も考えられます。
05. おすすめできない人

メルカリモバイルをおすすめできない人を見ていきましょう。
注意してほしいのは、今後追加予定のサービスがあるため、おすすめできない人は変わっていきます。
メルカリモバイルをおすすめできない人
1. 長時間の通話をよくする人
通話定額オプションがないため、電話をかけた分だけ通話料がかかってしまいます。
長時間電話をかけることが多い人は、通話定額オプションが追加されるまで待った方が良い場合も多いでしょう。
または、LINEで用事を済ませることができる人は、LINE活用も解決策の一つです。
2. 物理SIMを使いたい人

現時点では、eSIMのみのサービス提供のため、物理SIMを使いたい人には向いていません。
今後物理SIMの追加予定はあるので、それまで待ちましょう。
3. データをくりこして使いたい人
メルカリモバイルでは、データくりこし機能がありません。
メルカリにデータを出品できるものの、売れる保証がないという点に不安がある人は、データくりこし機能のある回線の方が向いていると言えます。
4. クレジットカードや銀行引き落としで支払いたい人
メルカリモバイルの支払方法は「メルカード・メルペイスマート払い」のみに対応。
普段よく使う支払い方法がメルカリモバイルでは使えないこともあるためよく検討しましょう。
06. よくある質問(FAQ)

メルカリモバイルのよくある質問(FAQ)を見ていきましょう。
メルカリモバイルのよくある質問(FAQ)
Q1. メルカリモバイルの申し込み方法は?
メルカリモバイルは、「メルカリアプリ」から申し込みできます。
メルカリアプリでは、「申し込み・日々の管理・ギガ(データ量)の売買・支払い」までメルカリモバイルで必要なサービスを完結できます。
Q2. メルカリモバイルの申し込みに必要なものは?
■新規・乗り換え(MNP)の申し込みに共通で必要なもの
- eSIMが利用できる端末
- NFC機能が利用できる端末(本人確認で利用)
- マイナンバーカード(本人確認で利用)
- Wi-Fi(インターネット)環境(初期設定時に必要)
■乗り換え(MNP)の申し込みに必要なもの
- MNP予約番号
Q3. メルカリモバイルのAndroid端末対応はいつ?
メルカリモバイルのAndroid端末対応がいつかはまだ発表されていません(順次提供開始)。
Q4. メルカリモバイルのかけ放題対応はいつ?
メルカリモバイルの通話定額オプション(かけ放題など)の対応がいつかはまだ発表されていません(追加予定があることは発表済み)。
07. メルカリモバイルのメリット・デメリットのまとめ
メルカリモバイルは、メルカリ経済圏を活用した特徴あるMVNOサービスです。特に、ギガ(データ)売買機能やリーズナブルな料金設定が魅力たっぷりなメリットです。
ただし、今のところドコモ回線のeSIM限定だったり、通話定額オプションなし、データくりこし非対応といったデメリットもあるので、さっそく申し込もうと思っている人は注意。

今後追加予定のサービス(au回線・物理SIM・通話定額オプションなど)にも注目!
メルカリを日常的に使っている人や、データを無駄なく活用したい人にとっては便利な選択肢となるでしょう。
今後のサービス拡充にも期待しつつ、自分の使い方に合うかどうかをしっかりチェックして選びましょう。
かへおれ(@caheoreblog)でした。